【石岡市】なぜ「石岡のおまつり」は関東屈指といわれるのか。常陸國總社宮例大祭に受け継がれる300年以上の伝統

茨城県

県内最大の祭り「常陸國總社宮例大祭(石岡のおまつり)」が、今年は2026年9月19日(土)・20日(日)・21日(月・祝)の3日間にわたり開催されます。

石岡のおまつり

毎年50万人を超える人々が訪れ、「関東屈指の祭り」と称される石岡のおまつり。豪華な山車や勇壮な幌獅子の印象が強い祭りですが、その始まりは常陸國總社宮の例大祭という、地域の信仰に根差した神事です。

今回は、常陸國總社宮のサイトを参考に、また、監修もお願いして「石岡のおまつり」が長年にわたり受け継がれてきた理由や、祭りを彩る見どころをご紹介します。

常陸國總社宮の例大祭として受け継がれる祭り

石岡のおまつりの正式名称は、「常陸國總社宮例大祭」。常陸國總社宮は奈良時代に創建されたと伝わる古社で、かつて常陸国の国府が置かれた石岡の地に鎮座しています。

石岡のおまつり

「総社」とは、国司が国内の神々をまとめて参拝できるよう建立された神社のこと。常陸國總社宮には常陸国の神々が祀られ、現在も地域の総鎮守として多くの人々の信仰を集めています。

石岡のおまつり

例大祭では、神様を乗せた大神輿が市内を巡る神事を中心に、「神幸祭」「奉祝祭」「還幸祭」などが執り行われます。現在の華やかな祭りも、この神事を中心として発展してきました。

山車・幌獅子・ささらが彩る「祭礼風流」

石岡のおまつりの大きな魅力が、「祭礼風流(さいれいふりゅう)」です。

各町内が受け継いできた山車、石岡を代表する幌獅子、そしてささらが祭礼を華やかに彩ります。

石岡のおまつり

豪華な山車では石岡囃子にあわせて、ひょっとこやおかめなどが舞い、幌獅子は長い幌をなびかせながら豪快に舞います。

石岡のおまつり

三人一組で舞う「ささら」は神輿に先立って道を清めながら進む役割を担っています。これらの祭礼風流は、「常陸國總社宮祭礼の獅子・山車・ささら行事」として石岡市の無形民俗文化財に指定されています。

神事から奉納相撲まで、多彩な伝統行事

祭礼期間中には、供奉行列や神輿渡御だけでなく、奉納相撲や浦安の舞、神楽の奉納など、古くから受け継がれてきた神事も執り行われます。

石岡のおまつり

祭りを歩いていると、勇壮な神輿や山車だけでなく、厳かな神事の様子を目にすることができるのも、石岡のおまつりならではの魅力です。

昼と夜で表情を変える石岡の街

祭り期間中は石岡駅周辺の市街地一帯が祭りの舞台になります。

石岡のおまつり

昼は神職や氏子たちによる行列や大神輿の巡行が行われ、夜もさらに幻想的な雰囲気に。提灯に灯りがともった山車や幌獅子が、市街地を練り歩きます。

石岡のおまつり

石岡囃子が響く中、交差点や駅前いっぱいに山車や幌獅子が集まる光景や、多くの見物客で埋め尽くされた街並みは、石岡のおまつりを象徴する風景の一つです。

地域が守り続けてきた300年以上の伝統

石岡のおまつりは、単なるイベントではありません。

石岡のおまつり

常陸國總社宮の例大祭として受け継がれてきた神事を中心に、各町が代々守り続けてきた山車や幌獅子、ささら、囃子など、多くの人々の思いが一つになって作り上げられる祭礼です。

300年以上の歴史を持つ伝統文化が今も石岡の街で受け継がれ、多くの人々を魅了し続けています。

常陸國總社宮はこちら↓

※写真はすべて常陸國總社宮にご提供いただきました

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